2018年9月14日金曜日

秋月電子通商でNOISE TOASTERの製作キットが販売されている

NOISE TOASTERとは



自作DIYシンセサイザーで有名な『Music From Outer Space』に初心者用シンセサイザー『NOISE TOASTER』というものがある。
これは簡単にいうと12Vの電池を電源としたノイズジェネレーターで電子工作やDIYシンセサイザーを作ったことがない人でも簡単に作れるレベルのシンセサイザーとなっている。

このシンセサイザーが日本で特に知名度を上げたのは『Make: Analog Synthesizers』の日本語訳が販売されたことがきっかけである。
 『Make:』という書籍は遊びで楽しく電子工作を行う人のバイブル的な書籍で、この書籍の発売をきっかけに電子音楽好き以外からも、この『NOISE TOASTER』は知られ始めたのではないかと思う。

僕は『Make:』にも興味はあるが、電子音楽の方に興味があるので自作でシンセサイザーが作れるこのプロジェクトは大変魅力的に感じた。また、『Music From Outer Space』には『NOISE TOASTER』以外にも本格的なシンセサイザーのDIYプロジェクトもわかりやすく掲載しており(英語)、是非とも挑戦してみたいとかねてより思っていた。

日本で販売されている『Make:』は海外の『Make:』を日本語に翻訳したものであり、日本の電子部品事情や翻訳者による修正・アドバイスが追加で記載されている。僕の感想としては、この加筆が意外と日本のMakerにとって有益な情報ではないかなと思う。

ただ、基本的には『Music From Outer Space』のサイトに回路図、部品表、作り方の手順などは全て書いてくれているので『Make: Analog Synthesizers』の書籍を購入しなくても製作することはできる

秋月電子通商に製作キットを発見



僕も『Music From Outer Space』の部品表や手順を見て、製作の準備に取り掛かっていた。
そんな時、驚くべき商品を発見した。

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-12334/

  • プリント基盤
  • アルミパネル
  • 部品一式
がセットになった『NOISE TOASTER』の製作キットが秋月電子通商で販売されているのである!?

http://shop.musicfromouterspace.com/cart/Catalog%20MFOS/LO-FI%20Noise%20Boxes

ちなみに本家『Music From Outer Space』のサイトにも『NOISE TOASTER』のプリント基盤、アルミパネルは販売されている

アルミパネルは$50、プリント基盤は$25、日本までの送料が最安の方法で$17.99で合計$92.99かかる。これは日本円で約¥10,400円であり、本家のアルミパネル、プリント基板を使って製作すると、部品代を合わせて約¥13,000円ほどになる。

 秋月電子通商で販売されている製作キットは部品もついて全てで¥5,800円なので、秋月電子通商のキットがいかにお得なのかがわかる。

 もちろん、このキットを使わずアルミパネル、プリント基板も自作すればもっと格安で作ることができるだろう。

 唯一、本家と違うところをあげるとすればアルミパネルのデザインである。
 秋月電子通商で販売されているアルミパネルは本家のアルミパネルとほぼ同じであるが、上部の『NOISE TOASTER』の文字のデザインが微妙に違う。 これは本家の『NOISE TOASTER』の製作ページにフロントパネルのデザインのデータが用意してあるので、おそらくそのデータを秋月が使用して少し変更したのであろう。

まとめ



僕自身、電子工作にそんなに詳しいという訳ではないので、日本で作るにはどういう部品を買えば良いのか、色々と悩んでいた。このキットを購入してどういう部品を使っているのかを調べたら、『Music From Outer Space』の他のシンセサイザーを製作するとき役に立つのではないかと思っている。

近日中にこのキットを購入して、製作を記事にしようと思うのでぜひ見ていただけたら嬉しい。

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